企業会計基準委員会(ASBJ)は7月3日にも後発事象に関する会計基準案等を決定する予定だ。同会計基準案の開発は、企業会計基準諮問会議からの提言を踏まえたもの。後発事象会計基準案等は、日本公認会計士協会の実務指針である「後発事象に関する監査上の取扱い」で示されている会計に関する内容について実務を変更せずに移管することを基本的な方針としているが、後発事象の基準日について、現行の「監査報告書日」から「財務諸表の公表の承認日」に変更し、「財務諸表の公表の承認日及び財務諸表の公表を承認した機関又は個人の名称」を注記することとしている。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 経営者向け
国税等審査請求・訴訟の状況 納税者の主張はほぼ通らず
国税庁が発表した資料によると、令和6年度における審査請求の新規受理件数は1,088件であり、前年度から189件減少した。処理件数は1,194件で、うち納税者の主張を認容した件数は78件(全部認容14件、一部認容64件)で、認容率は6.5%となっている。 続きを読む
若者層に広がる退職代行 企業側も対策強化の動き
東京商工リサーチが2025年6月2~9日に実施した企業アンケートによれば、2024年1月以降に従業員が退職代行サービスを利用したことがある企業は全体の7.2%であり、大企業に限定すると15.7%にのぼる。 続きを読む
100億宣言企業ぞくぞく 1500超申請311件公表
独立行政法人中小企業基盤整備機構は、中小企業庁と共に、売上高100億円という高い目標を目指し、それに向けて挑戦を行う企業・経営者を応援するプロジェクト「100億宣言」を推進しているが、6月17日に宣言の初回公表を特設ポータルサイト上にて行った。初回公表の案件については、1,500件を超える申請件数(6月9日時点)のうち、311件の公表(事務局の確認が完了したもの)を行った。そのほかの申請についても、事務局の確認が完了次第、順次公表する予定となっている。 続きを読む
風俗営業に公費の継続支援なし 最高裁が「合憲」と判断
上告人は、風営法2条7項1号の無店舗型性風俗特殊営業を営む事業者として、新型コロナウイルスによる影響を受けた中小法人等向け持続化給付金・家賃支援給付金の支給要件に適合し、風営法上の制度規程に違反しないにもかかわらず、不支給扱いとされたことは、憲法14条1項(平等原則)及び22条1項(職業選択の自由)に反すると主張した。 続きを読む
Weeklyコラム 仕事の能率的時間帯
朝の仕事は一般に何から始めることが能率的か。おそらく、特に経営者や管理者は優先的に着手すべき仕事の理想像と現実の違いに悩んでいるのではなかろうか。 続きを読む
承継意欲は規模・業績で差 プラットフォーム支援に活路
中小・小規模企業の事業承継に関して、日本政策金融公庫が2025年1~3月に実施した「生活衛生関係営業の事業承継に関する調査」によれば、事業承継意向を有する企業は全体の47.3%であり、2021年の前回調査と同水準を維持している。 続きを読む
「地域創生2.0」を閣議決定 人口減や東京一極集中解消へ
政府は「地域創生2.0」を新たな10年の国家戦略と位置付け、人口減少や東京一極集中といった構造課題に対し、従来策の延長ではない“本格的再構築”を図る方針である。狙いは多岐にわたるが、主眼は「強く、豊かで、新しく・楽しい地方の創造」に集約される。 続きを読む
トランプ減税の行方は如何に グローバル経済への影響注視
財務省は、所内講演会でのトランプ政権に課せられる経済的諸課題と経済政策の現状の資料をHP上に掲載した。以下そのポイントを見てみる。 続きを読む
年金制度改正法が成立 毎年の「在職定時改定」導入
年金制度改正法が成立した。社会経済の変化や多様な働き方に対応し、公的年金制度の中立性・配慮性を高め、所得再分配機能と私的年金制度の強化を図るための改正である。主な内容は以下の通りである 。 続きを読む