日本貿易振興機構(JETRO)は、日本のアニメ、放送、ゲーム、キャラクター、音楽、出版などのコンテンツ産業の海外展開を支援するため、「コンテンツ産業の海外展開支援」事業を展開している。
近年、日本コンテンツの国際的な評価の高まりを背景に、海外市場での本格的な事業化や収益化を図る動きが加速しており、これに対応する形でJETROは、2023年度より海外7地域(北米、欧州、中東、東南アジア、南アジア、東アジア、大洋州)に専門担当を配置した体制を構築した。各地域に精通した専任人材が、海外展開を目指す企業に対し、市場調査、ビジネスマッチング、プロモーション支援などを一体的に提供している。
支援の一環として、オンライン上のB2Bマッチングプラットフォーム「JAPAN STREET」も開設され、500本以上の作品が登録されている。国内外の展示会・商談会と連動した活用を通じて、現地バイヤーとの商談機会の創出が図られている。また、ドバイで開催されたDICM2024において、JETROは「Japan Street」ブースを展開し、複数の商談実績を創出した。さらに、ニューヨークでは、米国デジタルヘルス市場に関する調査レポートと並行して、日本の関連スタートアップ支援が進められている。
■参考:ジェトロ|ジェトロのコンテンツ海外展開支援拠点を世界7都市に拡充!|
https://www.jetro.go.jp/news/announcement/2025/d2c5296a5f733fd0.html