帝国データバンクが発表した「2024年の飲食店倒産動向調査」結果によると、同年の飲食店倒産件数(負債1000万円以上)は前年比16.4%増の894件で、過去最多を更新した。それまでは、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言が発出された20年の780件が最も多かった。その後、コロナ禍のゼロゼロ融資や休業・時短営業に伴う協力金など国や自治体の各種資金繰り支援策により、22年には452件まで抑制された。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 景況
経済財政運営の基本的態度 賃上げ上昇を最重要課題-政府
政府は、「令和7年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」を閣議決定した。令和6年度の振り返りとして、デフレから脱却し、賃上げと投資が牽引する成長型経済への移行を目指す「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」を策定。その結果、令和6年度の実質GDP成長率は0.4%、名目GDP成長率は2.9%、消費者物価は2.5%上昇したとする。 続きを読む
企業倒産、昨年1万件超え 物価高・人手不足で11年ぶり
東京商工リサーチがこのほど発表した2024年の企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は、前年比15.1%増の1万6件と、13年(1万855件)以来11年ぶりに1万件を上回った。物価高や人手不足に伴う人件費高騰などのコスト増が企業収益を圧迫し、幅広い業種で倒産件数が増えた。倒産件数は3年連続で前年を上回った。 続きを読む
生涯現役経営者の厳しい環境 小企業の事業承継アンケート
日本政策金融公庫総合研究所はこのほど、「小企業の事業継続に関するアンケート」を実施した。後継者の有無、事業の売却や譲渡の意向、生涯現役の意向をもとに60歳以上の高齢経営者を分類すると、「承継希望経営者」が72.6%、働けるうちは経営を続けたい「生涯現役経営者」は21.6%、一定年齢で経営をやめたい「引退希望経営者」は5.8%となった。 続きを読む
業績に「マイナス」28.1% トランプ政権に関する企業調査
米国ではトランプ政権が近く発足する。東京商工リサーチが昨年12月に実施した「トランプ次期大統領に関するアンケート調査」結果によると、トランプ氏が米大統領に就任することで、業績面に「マイナス」と回答した日本企業は28.1%で、「プラス」と回答した企業(8.6%)を19.5ポイント上回った。 続きを読む
トランプ新政権通商政策に注目 12月の景気観測調査―同友会
経済同友会は、2024年12月(第151回)の景気定点観測アンケート調査結果(調査期間12月9~18日)を公表した。1月20日に発足する米国トランプ新政権が実施するとみられる政策や方針のうち、日本経済に対するリスクと考えられるものをインパクトの大きい順にお選びください(3つまで)と尋ねたところ、最も大きいとされたのは「関税をはじめとする通商政策」(70.8%)が圧倒的多数で、次いで「米中対立の激化」(11.8%)、「東アジアにおける安全保障の枠組みの見直し」が続いた。 続きを読む
ジェトロ対日投資報告2024 台湾や米国伸び前年比1割増
ジェトロは、対日投資に関するデータや政策動向等を包括的に取りまとめた報告書「ジェトロ対日投資報告2024」を発表した。主な内容は以下の通り。2023年末の対日直投残高は前年比9.3%増の50.5兆円に達し、日本のGDPの約8.5%を占めた。特に米国(前年比23.2%増)や台湾(同21.1%増)からの投資が目立ち、TSMCや米マイクロンテクノロジーによる大型投資が影響した。 続きを読む
25年回復見込む企業7.7% 5年ぶり1割下回る
帝国データバンクは「2025年の景気見通しに対する企業の意識調査」結果を発表した。 続きを読む
外交・安全保障への対応等 年頭所感で石破総理
石破首相は首相官邸HP上に恒例の年頭所感を掲載している。 続きを読む
R5事務年度の相続税調査状況 簡易な接触での追徴等過去最高
国税庁はこのほど、令和5事務年度における相続税の調査等の状況を公表した。 続きを読む