ホテルの客室単価、昨年は2倍 コロナ禍時期比、稼働率絶好調

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東京商工リサーチが発表した「上場ビジネス・シティホテル(13社、15ブランド)の客室単価と稼働率の調査」結果によると、2024年10―12月期の客室単価はコロナ禍と比較可能な12ブランド(11社)で、平均1万6289円(前年同期比17.8%増)に上昇。コロナ禍で最安値の21年の平均8171円から99.3%増と約2倍に上昇した。客室稼働率はすべてで70%を超えた。このうち、7ブランドは80%以上の稼働率と絶好調だ。円安がインバウンド需要の追い風となり、ホテルの客室予約は国内旅行客と訪日観光客で争奪戦が激しさを増す見通しだ。

ビジネスホテルではコロナ禍前と比較可能な8ブランドの稼働率は、20年10―12月が58.0%で最低だったが、24年は82.2%に上昇。客室単価は21年の6794円が最安値だった。24年10―12月の客室単価は1万3986円で、コロナ禍の21年の6794円を7192円も上回った。一方、シティホテル4ブランドは、20年10―12月期の稼働率は26.1%と20%台まで低下したが、24年は80.4%まで上昇。客室単価は21年10―12月に1万904円まで低下したが、24年は2万897円と大幅に上昇し、2万円台に乗った。

■参考:東京商工リサーチ|ホテル業界 インバウンド需要と旅行客で絶好調 稼働率が高水準、客室単価は過去最高が続出|

https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1201280_1527.html