中堅・中小の海外ビジネス支援 攻めのデジタル指向―ジェトロ

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ジェトロが、新型コロナウイルスの影響で困難になった中堅・中小企業の海外展開支援に向け、取り組みを強化しつつある。その柱はサービス全体のデジタル化推進。

ジェトロ招待バイヤー専用の日本商品紹介サイト「Japan Street」を新設したのに続き、越境ECのさらなる活用を図り、主要国大型ECサイトでの日本商品の販売を支援する。取引相手の主要ターゲットは世界最大のEC小売り市場・中国。中国を最重要市場としてJapan Mall事業を強化するほか、すべての主要ECと連携、新興ECにも連携を拡大する。Wechatのミニプログラムでは「日本国家館」を設置する。

また、ECとリアルの融合を促進し、デジタル事業実施体制を強化する。具体的な強化策は▽上海事務所に中国全土のデジタル事業を推進するチームを新設▽中国の5つのSNSにアカウントを開設▽BtoB、BtoCのアプローチを強化―するなど。Japan Mall事業とは別に、自社のコスト負担を覚悟で積極的に海外ECサイトへの出店を目指す企業を支援するため「大型越境EC出展支援事業(仮称)」を新たに開始する。主要国の大型ECサイトに「メイド・イン・ジャパン・コーナー(仮称)」を設置し、出店、販促、BtoB商談などを支援する。

■参考:ジェトロ|攻めのデジタルシフトで海外展開支援を加速 ―越境ECプロジェクトなどのデジタル・スキームをさらに強化し、中堅・中小の海外ビジネスを後押し―|

https://www.jetro.go.jp/news/releases/2021/594febc5947ea502.html