景況感インド好調、中国足踏み ASEANで明暗分かれる

LINEで送る
[`yahoo` not found]

ジェトロはこのほど、2023年度「海外進出日系企業実態調査」の概要(アジア・オセアニア編)を発表した。それによると、営業利益の黒字割合は62.4%で前年調査(65.6%)から低下した。

景況感は直近10年でコロナ禍の2020年に次いで悪化。特に中国をはじめ、北東アジアの落ち込みが目立つ。ASEANでも輸出志向の企業を中心に低迷したが、インドは現地市場の需要増加に伴い好調だった。事業拡大を検討する企業の割合は45.5%で、近年横ばいを続ける中、インドが75.6%と最も高かった。

一方中国は27.7%で過去最低となった。また47.9%が人材不足に直面、人材不足は専門職、IT職、管理職で深刻とする回答割合が特に高かった。賃金上昇の見込みはインドで高止まり。中国やASEANでは前年並みの水準に落ち着いている。生産ライン自動化には75.1%が関心を示しており、主に生産の高度化と人件費上昇を理由としている。

また自動化を扱える人材の確保も障壁に。BtoBのターゲットは、現在は進出日系企業、将来は地場企業とする割合が高かった。BtoCのターゲットは、主に中間層だが、将来にかけて富裕層を狙う企業の割合が増加した。脱炭素への取り組みを行う企業は75.8%で、2年連続で上昇。

■参考:ジェトロ|ジェトロ2023年度「海外進出日系企業実態調査」の概要 ―アジア・オセアニア編―|

https://www.jetro.go.jp/news/releases/2023/f9bb3f99282966fb.html