地銀全国シェア、初の4割台に 都銀は2割割り過去最低

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帝国データバンクは「2019年の全国メインバンク動向調査」結果を発表した。

それによると、全国で3メガバンクを含む五大都市銀行(三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそな、埼玉りそな)のシェアは19.82%で前年を0.05ポイント下回り、過去最低となった。一方、地方銀行は40.07%で同0.42ポイント上回り、初めて全国シェアで4割台に到達した。

金融機関におけるメインバンク社数のトップは三菱UFJだった。企業数は9万9681社で、09年の調査開始以降11年連続のトップだが、社数では09年以来10年ぶりに10万社を下回った。全国シェアは6.80%で、10年連続して減少した。2位は三井住友の7万9346社。以下、みずほ(6万3720社)、りそな(3万453社)と続き、上位4行はいずれも5大都市銀行だった。以下、北海道を地盤とする第二地方銀行の北洋(2万4615社)、福岡(2万1484社)、千葉(2万1230社)、西日本シティ(2万582社)、埼玉りそな(1万7318社)、静岡(1万6803社)などが続いている。地域別では、9地域中5地域で地方銀行が過半数を占めトップシェア。一方、都市銀行は6地域で地域シェア低下、2地域も前年比横ばいで推移した。

■参考:帝国データバンク|全国メインバンク動向調査(2019年)|

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p191202.html