転職者の離職理由 年齢層別の傾向とは


厚生労働省が発表した平成29年上半期の雇用動向調査結果における転職入職者の前職退職理由が興味深い。これは29年上半期に転職を伴う入職を行った者にその理由を確認したものだが、「会社都合」での退職は40代前半、50代後半が突出して多いことがわかる。

20~24歳における会社都合退職は4.8%、25~29歳では1.9%だ。30~34歳で5.8%、35~39歳では5.7%となる。一方、40~44歳では15.9%、55~59歳は13.0%となり、突出して多い。この年齢層が企業においては余剰となっている可能性が高い。25~29歳における「契約期間満了」による退職者は他の年齢層と比較して倍近く多くなっている。有期契約による不安定な雇用が多い年齢層となっている可能性が高く、見方を変えれば採用しやすい年齢層とも言えるだろう。

年齢層別に最も多い退職理由を見ると、25~29歳、35~39歳、40~44歳では「労働条件が悪い」、30~34歳は「収入が少ない」となる。45~49歳では「会社の将来が不安」が37.4%で最多で、その他の年齢層と比較すると極端に高い。40~44歳は9.1%、50~54歳では6.3%だ。40歳代後半は将来への不安が強いようだ。