働きやすく生産性の高い企業や 職場を表彰-厚労省が募集

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厚生労働省は「働きやすく生産性の高い企業・職場表彰」を昨年度から実施している。最低賃金の引上げや労働力人口の減少を考えると、多くの中小企業にとって、生産性向上は喫緊の経営課題であることは間違いない。同省も人口減少下においても力強い成長を実現させるために、「生産性革命」を推進したい考えだ。

「働きやすく生産性の高い企業・職場表彰」は、労働生産性の向上と雇用確保・雇用環境の改善を両立させる企業・職場を表彰する制度だ。付加価値向上と効率化が図られているか、働きやすい・働きがいのある職場づくりをしているか、経営理念の策定と浸透が行われているか、その結果として組織への好影響があるかどうか等について審査される。

第一回の受賞企業を見ると従業員数94人の建設業や90人の製造業の企業が含まれている。全社員参加型経営による生産性向上とモチベーション高く働ける環境の実現、世界初の新技術の開発、製造ラインの進化による効率化と新しいアイデア等を生み出し自律的に動ける社員の教育が評価されての受賞だ。企業規模の大小を問わず生産性向上は避けては通れない。表彰制度に応募することで、効率化のきっかけにするのも一案だろう。応募は9月15日まで。