Weeklyコラム ネット通販の前途

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筆者は、仕事上リサイクルショップを数多く見ているが、商品構成は年々大きく変化している。20年前までは、パソコン・オーディオ・楽器・衣類・家具類等が主力であった。しかし、今やネット通販システムを取入れて、ブランドのバッグ・時計・宝飾品等を扱う店舗が急増している。今や、中古品市場はネット通販を抜きにして成り立たなくなっている。従来、リサイクルショップはお客が実物を見たり触ったりして買っていた。ネット通販のように、画面だけ見て買うことが不思議に思うこともあった。昭和40年頃までの通販で買う商品は、最初実物店舗で買いづらい物が流行っていた(例えば、背を伸ばす器械等)。

さて、ネット通販の拡大要因としては、インターネットの普及・発達は当然ながら、宅配便と代金決済システムの高度化が大きい。従来の送付手段は、小包郵便と鉄道便くらいで注文から受取までに長時間を要した。現在のように翌日配達など夢であった。また、代金決済も現金書留・郵便振替等が中心で、ネット決済なども夢であった。今後、ネット通販の前途を予測すれば、ますます送付手段や代金決済システムが発達している事や購入の際に移動の手間・費用が少ないメリット等により、あらゆる商品サービスの多くが扱われるであろう。