月別アーカイブ: 2018年4月

Weeklyコラム 立地条件と地価

平成30年1月1日現在の公示地価が発表された。それによると、商業地は最高額地点が5,550万円/㎡、最低額地点が1万円未満/㎡であった。その差は、その土地の収益力・利便性・人口密度等の要素が大きいのであろう。その土地にどんな利用価値があるか、一般に商売人は立地条件を検討して選定する。その価値は地価に比例するものではない。扱う商品サービスの価格水準・品揃えや店舗構造・接客法等が、その商圏の需要と調和していることが重要である。 続きを読む

国送法は修正申告書にも適用 処分取消し請求を棄却―審判所

審査請求人が26年分の所得税と復興特別所得税について、国外財産に関する所得の申告漏れ等があったとして自主的に修正申告書を提出した後に国外財産調書を提出したところ、原処分庁が国外送金等に係る調書の提出等に関する法律第6条《国外財産に係る過少申告加算税又は無申告加算税の特例》第2項の規定を根拠に過少申告加算税の賦課決定処分をした。 続きを読む

国際化促進インターンシップ 受入企業募集説明会-ジェトロ

ジェトロではこのほど、日本企業の海外展開や新たな視点によるイノベーションの創出等の促進の観点から、国内中堅・小企業における外国人学生や留学生等のインターシップ受入企業募集説明会を開催する。中堅・中小企業においては、外国人材と働く経験やネットワークの不足等により、外国人材活用が進んでいない。本事業の活用により、日本企業が海外展開等に取り組む体制の強化を促進する。開催概要は以下の通り。 続きを読む

体験型コンテンツ市場の発展を 観光資源活性化で検討会議

観光庁は『「楽しい国 日本」の実現に向けた観光資源活性化に関する検討会議』がまとめた提言を公表した。提言は、訪日外国人旅行消費額8兆円の目標達成に向け、地域固有の自然、文化やエンターテイメントに触れる体験型コンテンツの充実・強化など、体験型コンテンツ市場を観光産業の大きな柱として育成するよう促した。 続きを読む

論点を「共通事項」として公表 業界との意見交換会―金融庁

金融庁は、複数の業界団体との意見交換会で同庁が提起した主な論点を「共通事項」として公表した。論点は(1)マネーロンダリング等に関するガイドライン公表(2)全社的リスクマネジメント(ERM)の取り組み(3)業界横断的なサイバーセキュリティー演習(デルタ・ウォールⅡ)。

(1)は地銀協・第二地銀協、生保協、損保協・外国損保協、労金業界との交換会。マネロン・テロ資金供与対策についてガイドライン案と監督指針の改正案について意見を募集し回答。確定版を公表した。(2)は生保険、損保協・外国損保協と。▽適切なリスク管理の組織的・統合的な実施が必要▽すべてのリスクを統合的に管理し、事業全体でコントロールするERM態勢の整備が重要▽一部の会社で内部管理態勢の整備の遅れが見受けられた。(3)は生保協、損保協・外国損保協、日証協と。▽昨秋の2回目の演習結果を参加金融機関に還元▽サイバー攻撃に的確に対応するためには、さまざまな可能性を考慮して自社の対応状況を確認し、改善につなげるよう要望▽「共助」の観点が重要。金融 ISACでは「情報の共有」に加え、「リソースの共有」が大きなメリット。加盟を期待▽各社はサイバーリスクをコーポレートリスクとして捉え、対策の加速を。

■参考:金融庁|業界団体との意見交換会において金融庁が提起した主な論点|

https://www.fsa.go.jp/common/ronten/index_2.html

相次ぐ副業解禁企業 規則の整備が必須に

一般的には、多くの企業で就業規則等において社員の副業が禁止されている。これまで、社外でアルバイトをするなどとんでもないという考え方が広く浸透していた。副業を理由にした解雇なども行われていたのも事実だ。しかし、労働環境や経済情勢の変化に伴い、副業を解禁する企業が相次いでいる。「「副業禁止」を禁止しよう」という動きすらあるのが現実だ。 続きを読む

東証、CGコード改訂公表 十分な人数の独立社外取締役を

東京証券取引所は3月30日、コーポレートガバナンス・コードの改訂案を公表した。意見募集後、6月を目途に実施する予定だ。主な見直しの内容をみると、政策保有株式については縮減に関する方針・考え方など、政策保有に関する方針を開示すべきであるとした。 続きを読む

「介護医療院」も適用へ 小規模宅地等の特例―国税庁

今度の税制改正では、「介護医療院」への入所により被相続人の居住の用に供されなくなった家屋の敷地であった宅地等について、小規模宅地等の特例を適用することとなった。 続きを読む

越で事業拡大3年連続増加 中国に次ぎ2位-ジェトロ

日本貿易振興機構(ジェトロ)は「2017年度日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」結果を発表した。それによると、「現在、海外に拠点があり、今後さらに海外進出の拡大を図る」と回答した企業のうち、拡大を図る国・地域については、ベトナムの比率が37.5%(前年34.1%)となり、3年連続で増加して、2位に浮上した。 続きを読む

事業承継税制の実務について 手続き・書類等公表-中企庁

中小企業庁はこのほど、「事業承継税制」の特例が4月1日よりスタートしたことを受け、制度の内容や手続き、手順及び事業者向けのパンフレットを発表した。手続きの詳細や記載例は追って公表する予定だが、贈与税および相続税納税猶予の手続きフローが掲載されている。 続きを読む