国税庁はこのほど、令和5事務年度の法人税等の申告(課税)事績をとりまとめた。申告件数は318万件で、その申告所得金額の総額は98兆2,781億円(前年度比15.6%増)、申告税額の総額は17兆3,924億円(同16.7%)となり、いずれも4年連続の増加。申告所得金額の総額は、3年連続で過去最高を更新している。黒字申告件数は微増、黒字申告割合は微減で、黒字申告1件当たり所得金額は8,598万円(同14.4%増)となった。申告欠損金額は15兆5,926億円(同10.5%減)、赤字申告1件当たり欠損金額は767万円(同22.1%減)。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 税務
法人税等会計基準を見直しへ 「特別法人事業税」を追加
平成31年度税制改正で創設された特別法人事業税だが、企業会計基準第27号「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」及び企業会計基準適用指針第28号「税効果会計に係る会計基準の適用指針」等において、特別法人事業税に対応した見直しは行われていないのが現状だ。 続きを読む
文化功労者年金法の年金受給権 強制執行の対象となる
本件は、抗告人が、文化功労者年金法所定の文化功労者である相手方を債務者として、相手方の第三債務者国に対する同法に基づく年金の支給を受ける権利について仮差押命令の申立て等をした事案。 続きを読む
定額減税アリの年末調整 注意したい4つのポイント
今年の年末調整は例年以上に厄介だ。定額減税があるためである。特に次の4つの点に注意すべきだ。 続きを読む
住宅税制のEBPM有識者会議 ロジックモデル等議論
国土交通省では、住宅ローン減税等の主要な住宅税制の効果検証をEBPMの観点から進めるに当たって「住宅税制のEBPMに関する有識者会議」を開催している。 続きを読む
役員退職給与の高額支給部分 無償譲渡等の処分に該当
請求人は、原処分庁がした第二次納税義務の納付告知処分について、過去に本件滞納会社から役員退職慰労金として支給を受けた本件不動産は、帳簿上本件滞納会社の使途不明金を請求人に対する役員貸付金に振り替えた残高を消し込むためであり、役員退職慰労金も相当と認められる金額の範囲内として、国税徴収法第39条の無償譲渡等の処分には該当しない旨主張した。 続きを読む
組合等への出資、時価評価も可 改正金融商品実務指針案が公表
企業会計基準委員会(ASBJ)は9月20日、移管指針公開草案第15号「金融商品会計に関する実務指針(案)」を公表した(11月20日まで意見募集)。 続きを読む
国外財産等の加重措置の適用 調書の適正な記載で判断
合計額が5,000万円を超える国外財産、及び合計額が3億円以上の財産を有する請求人が所得税等の修正申告書を提出したところ、原処分庁が、国送法に規定する国外財産又は財産債務に係る過少申告加算税の特例による加重措置を適用して過少申告加算税の賦課決定処分をした事案。 続きを読む
改正リース会計基準が決定 税制は令和7年度改正で
企業会計基準委員会(ASBJ)は9月3日、リース会計基準等を正式決定した。 続きを読む
令和7年度税制改正要望 国土省・金融庁の主要項目
国土交通省及び金融庁はこのほど、令和7年度の税制改正要望をとりまとめた。 続きを読む