カテゴリー別アーカイブ: 法改正

士業法人の第二次納税義務 H29年度税制改正から対象に

今回の税制改正では、無限責任社員の第二次納税義務の対象となる社員の範囲に、税理士法人を含む士業法人の社員が加えられることとなった。 続きを読む

賃貸住宅の登録制度を創設 要配慮者対策を強化―法改正へ

政府は3日、「住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律の一部を改正する法律案」を閣議決定した。民間の空き家・空き室を活用して、高齢者、低額所得者、子育て世帯等、住宅の確保に特に配慮を要する者の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度を創設するなど、住宅セーフティーネット機能を強化するのが目的。 続きを読む

地域医療連携推進法人 会計基準案の概要パブコメ募

厚生労働省医政局医療経営支援課は1月末に、「地域医療連携推進法人会計基準案」に関するパブリックコメントの募集を開始した。同制度の政令および省令の意見募集も行っており(すでに1月13日締切)、これで同制度を執行する際のアウトラインが示されたことになる。 続きを読む

税制改正大綱(7)納税環境 証拠収集の手続き詳細化

今回の改正では、経済活動のICT化の進展等を踏まえ国税犯則調査の手続きを整備し、同時に規定を現代語化した上で国税通則法へ編入する等の見直しが注目される。電磁的記録に係る証拠収集については、以下の手続が可能となる。 続きを読む

税制改正大綱(6)国際課税 外国子会社合算税制の見直し等

今度の改正では、BEPSプロジェクトの基本的考え方に基づき、外国子会社合算税制が総合的に見直されることとなった。【1】合算対象とされる外国法人の判定方法等:トリガー税率が廃止されるほか、外国関係会社の判定に用いる持分割合の計算法が見直される。また、資本関係はないものの実質的に支配している会社も対象となる

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円滑な施行に向け考え方を提言 宅建法改正受け―国交省部会

国土交通省の社会資本整備審議会産業分科会不動産部会が、28年6月の宅地建物取引業法の改正を受けて「改正宅地建物取引業法の施行に向けて」と題する提言をまとめた。提言は、法改正の要である建物状況調査(インスペクション)の実施主体について、調査が客観的かつ適正に行われるよう、調査に係る一定の講習を修了した建築士とするとした。建築士以外の主体による調査の実施を可能とする場合の枠組み等については、引き続き検討を継続する。 続きを読む

税制改正大綱(5)所得税 増改築・改修・省エネ促進策

今度の改正では、耐久性等に優れた良質な住宅ストック形成を促すため、多くの措置の拡充や要件の合理化が行われる。1)特定の増改築等に係る住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除の控除額に係る特例:対象に、特定の省エネ改修工事と併せて行う「一定の耐久性向上改修工事(※)」を追加。また税額控除率2%の対象に、上記の工事の費用に相当する住宅借入金等を追加する。(※)小屋裏、外壁、浴室・脱衣室、土台・軸組等、床下、基礎、地盤の劣化対策工事、排水管や給湯管の維持管理や更新を容易にする工事 続きを読む

H29年度版改正税法の手引き 活用面の解説、事業承継特集も

昨年12月8日に発表された「与党平成29年度税制改正大綱」は、12月22日に政府により閣議決定されました。今回の改正点は小粒のように見えて、広範に亘り留意されるべき点が目白押しです。 続きを読む

税制改正大綱(4)法人税2 利益連動給与の拡大

今回の改正における注目すべき法人課税の見直しの1つに、経営陣に中長期の企業価値創造を引き出すインセンティブを与えるための利益連動給与の指標の拡大がある。株式の市場価格や、売上高の状況を示す指標を給与の算定指標に加えるとともに、将来のある時点や特定の期間の指標を用いることができることになる。 続きを読む

地域医療連携推進法人パブコメ 医業経営部会で意見提出へ

先般発遣された、改正医療法の「地域医療連携推進法人制度」に関する、施行規則の一部を改正する省令案および施行令の一部を改正する政令案の意見募集を受けて、JPBM医業経営部会の分科会である書籍執筆の調整会議が行われました(平成28年12月26日 於:西村あさひ法律事務所)。 続きを読む