中国古典の『中庸』に(以下、金谷治訳注・岩波文庫による)、「凡そ天下国家を為(おさ)むるに、九経あり」とある。九経とは九つの原則で、その一つに「百工を来(ねぎら)うなり」(もろもろの工人を温かくねぎらうと、財物や日用器物がたくさん作られて満ち足りる)がある。2千年以上前の文献で、働く人(工人)を大切にする事が天下国家を安泰にする九原則の一つだとしている。 続きを読む
作成者別アーカイブ: JPBM STAFF 03
労災保険の支給決定取消訴訟 事業主に原告適格無し
処分行政庁は、被上告人に使用され従事していた上告補助参加人に対し、労働者災害補償保険法に基づき、上告補助参加人が業務に起因して疾病にり患したことを理由として、療養補償給付及び休業補償給付の各支給決定をした。本件は、被上告人が、上告人を相手に、本件各処分の取消しを求める事案であり、本件各処分により、その納付すべき労働保険料が増額されるおそれがあるなどとして、本件各処分の取消しを求める原告適格を有すると主張している。 続きを読む
日本の食をもっと世界へ EC活用チャレンジ企画開催
(独法)中小企業基盤整備機構(中小機構)は7月23日(火)14:00~16:00にて、同機構と民間ECサービス事業者と連携し、新たな販路開拓に挑戦する中小企業向けに参加型セミナーとアドバイスが連動したイベント「EC活用チャレンジ企画-夏-日本の「食」をもっと世界へ~日本の食品・お酒の魅力をECの力で広めましょう~」をオンラインで開催する。 続きを読む
経営データ活用検討会開催予定 検索手法や業務効率に対応
経営データ活用検討会では、第41回、第42回開催を7月23日(火)、8月23日(金)の15:00~17:00にて開催します。本検討会では、今まで現場にて活用されてきた財務管理に関する145個の個別システムを、概要や項目ごとに一覧表にまとめ、該当する個別システムをハイパーリンクで紐づけした「検索システム」をご紹介しました。 続きを読む
過労死等に関する請求件数急増 対前年度比1,112件増加に
厚生労働省は令和5年度の「過労死等の労災補償状況」を公表した。同省では、過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や、仕事による強いストレスが原因で発病した精神障害の状況について、労災請求件数や「業務上疾病」と認定し、労災保険給付を決定した支給決定件数などを取りまとめて公表している。 続きを読む
国際収支から見た課題と処方箋 日本経済で報告書公表―財務省
財務省は「国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」懇談会での議論を報告書としてまとめ公表した。報告書は、日本の貿易収支が赤字基調となりデジタル等の先端的なサービス分野で赤字が拡大している点を問題視。海外から日本への直接投資が著しく低水準となっている状況を改善するには企業間競争の活性化による新陳代謝促進や労働移動の円滑化による生産性向上、人的資本投資や技術の開発・活用を通じて期待成長率を引き上げる必要があるとした。 続きを読む
税制のEBPM専門家会合 有効性の検証を本格化
税制調査会では、第3回総会の議論を踏まえ、政府全体としてEBPMの取組が進む中、税制についても客観的なデータに基づき、その有効性等の検証を行う必要性が高まっているとして、専門家会合を設置、第1回の税制のEBPMに関する専門家会合を開催した。 続きを読む
令和7年税制改正への建議書 重要項目等まとめる-日税連
日税連は今般、表題の建議書を取りまとめた。主なポイントは、以下の通り。
(1)税制に対する基本的な視点:担税力に即した公平な税負担/中立的で簡素な税制/合理的な事務負担/時代の変化に適合する税制/透明な税務行政 続きを読む
上半期の人手不足倒産182件 今年は過去最多ペース
帝国データバンクは「2024年上半期の人手不足倒産の調査」結果を発表した。それによると、同上半期(1-6月)は従業員の退職や採用難、人件費高騰などを原因とする人手不足倒産が182件に達し、前年同期の110件から大幅に増加、年間として、過去最多を大幅に上回るペースで推移していることが明らかになった。
サステナビリティ情報 2段階目は訂正又は半報で開示』
金融審議会に設置された「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」の3回目の会合が6月28日に開催された。サステナビリティ開示基準については、2027年3月期から時価総額3兆円以上のプライム上場企業から強制適用とし、その1年後の2028年3月期からは時価総額1兆円以上、さらに1年後の2029年3月期から時価総額5,000億円以上のプライム上場企業について適用する方向性が示されているが、時価総額の算定方法については、適用となる期の直前までの5事業年度末の時価総額の平均値を用いることとしている。 続きを読む