ALPS処理水放出から1年 モニタリング状況―エネ庁

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資源エネルギー庁は今般、放出開始から1年たったALPS処理水の安全性の確認とモニタリングの状況をHP上に掲載した。レビューミッションを2回実施したIAEAタスクフォースは今年1月と7月に報告書を公表。「関連する国際安全基準の要求事項と合致しないいかなる点も確認されなかった」と明記された。IAEA職員は福島第一原発に常駐し、オンサイトでの独立した分析を継続。東京電力ホールディングスが開設する処理水ポータルサイトでは、以下の内容で数値が更新されている。
【測定・ALPS処理水の設備の状況】10基ずつ3群のタンクを、それぞれ「受入」「測定・確認」「放出」の3工程のローテンションで運用。9月24日時点でトリチウム濃度が28万Bq/L(希釈前)、その他の放射性物質は告示濃度比総和が0.078と、いずれも基準を大きく下回っている。【希釈・放水設備の状況】ALPS処理水の移送流量は19㎥/h、海水移送流量は15020㎥/hで、計算すると希釈後のトリチウム濃度は418Bq/L。

【海域モニタリングの結果】海水のモニタリングポイントは、港湾内、3Km圏内、20Km圏内、20Km圏外。マップ内のポイントをクリックするとそれぞれの結果がグラフで表示されるようになっている。

■参考:経済産業省|ALPS処理水の海洋放出から1年。安全性の確認とモニタリングの状況は?|

https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/after_shorisui_houshutu.html