Weeklyコラム 仕事の能率的時間帯

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朝の仕事は一般に何から始めることが能率的か。おそらく、特に経営者や管理者は優先的に着手すべき仕事の理想像と現実の違いに悩んでいるのではなかろうか。

心掛けとしては、始業時間になったらその日重要な仕事と優先的に取組み、雑務的な仕事の時間は後回しにしたいであろう。人は普通午前中(特に10時頃)の活力が強いと言われるから、始業から2時間くらいが勝負となる。ところが、現実は朝の仕事は前日の残務処理や関係者との連絡や調整にかなりの時間を費やすことになる。日によっては、午前中全部が潰れることもある。午後重要な仕事に取り掛かっても疲労感や眠気が出て活気が無く、午後3時頃は人が一番疲労を感じる時間帯となる。

仕事を能率的に遂行する手法としては、朝一番で最重要な仕事に取り掛かり、雑務的な仕事は休憩時間や隙間等で処理すれば良い。難しい仕事の合間に雑務をしたり、頭を使う仕事の合間に身体を使う仕事をしたりしてリズムを持たせる。重要な仕事の着手が昼下がりになるような習性は改めるべきである。なお、始業とともに重要な仕事に着手する習性は、職場ぐるみで実行すれば容易に実現出来るであろう(例えば、始業直後や午前中に無闇に会議や打合せ会等を入れない)。