リスクマネジメント実践編 業務化へのモデル提示

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JPBM OSS会員研修では、4月に掲載した「顧問先に喜ばれるリスクマネジメント入門編」に引き続き、㈱JPBM第2事業部浜中部長より実践編として具体的アプローチについて解説されました。

まずは、想定される事故例についてヒアリングを基に列挙します。例えば建設業の《賠償》をテーマにとれば、「向上の屋根が飛んで車に当たる」「メーカーからの支給資材を壊してしまう」「排水が川に流れて汚水問題が起きる」「完成した物件に瑕疵がありPL訴訟」等が想定されます(一部)。できるだけ多くリストアップした段階で、○損失規模○発生の可能性、を勘案し、(1)保険に入るべき(2)保険まではいらないが会社で管理すべき(3)保険も会社管理も不要、の大きく3つにセグメントします。

次に、現在入っている保険加入状況を正確にリスト化し、別に抽出した必要な保険と比較検討して、『入るべき』保険を最適化していきます。もちろん予算の問題もあり、すぐに最適化案を採用することは難しいので、優先順位を考え「引き算」で全体でのカバーを見直します。

毎年決算等のタイミングでリスクも含めた経営全体の点検、見直しができれば、クライアントと専門家、保険のプロと三位一体でコンサルティング業務が推進できます。6月中旬掲載予定です。