カテゴリー別アーカイブ: 専門家向け

平成30年改正税法の手引き 受付開始、2月上旬発行予定

来年度の与党税制改正大綱の発表は12月14日に予定されています。現在税制調査会が本格的議論を行っています。本年度の目玉としては、数年をかける大掛かりな所得税の抜本的見直しと、中小企業の後継者問題に直結する事業承継税制が柱となりそうです。特に事業承継関連の税制措置は、日本経済の基盤となる中小企業のゴーイングコンサーンに対する危機意識が高まり、大幅な税制緩和策が討論されています。 続きを読む

損金算入できない、処分は適法 ポイント未払い計上額―不服審

顧客に商品の購入金額等の一定割合がポイントとして付与され、次回以降の商品等の購入の際に購入金額に充当できるもののうち、顧客が付与を受けた日の属する決算期末までに使用しなかったポイントに係る費用を、付与する側の企業が損金の額に算入して法人税等の申告をしたところ、原処分庁から参入できない旨の更正処分等を受けた。企業側がその取り消しを求めた事案で国税不服審判所は3月1日付で、算入できない旨裁決したことがわかった。  続きを読む

収益認識、方向性に変更なし 平成30年3月には決定へ

企業会計基準委員会は10月20日まで意見募集を行っていた企業会計基準公開草案第61号「収益認識に関する会計基準(案)」等に寄せられたコメントについての検討を開始した。寄せられたコメントの大半は公開草案に賛成するものであり、大きな方向性についての変更はなさそうだ。 続きを読む

相互協議事案は83%減少 平均処理期間は延びる―国税庁

平成28事務年度における外国税務当局との相互協議事案は発生件数が162件で、前年度比83%減となった。処理件数は171件で、前年度比10%増。いずれにおいても事前確認に係るものが8割を占め、移転価格課税その他に係るものは2割であった。処理事案1件あたりに要した平均的な期間は29.1か月で、前年度に比べ約3か月長くなっている。 続きを読む

訪日外国人消費動向調査 有償での住宅宿泊は12.4%

観光庁はこのほど、日本滞在中の利用宿泊施設の選択肢として平成29年7-9月期より「有償での住宅宿泊」を追加し、利用動向をとりまとめた。近年、訪日外国人旅行者の宿泊施設利用動向に変化が生じており、日本滞在中の利用宿泊施設において「その他」の利用率が上昇している。(平成28年10月-12月:6.4%から平成29年7-9月:15.4%まで増加) 続きを読む

中国およびオセアニア最新情報 JETROにて連続セミナー

ジェトロでは同機関主催で、12月11日(月)に「中国・韓国最新経済動向セミナー~ジェトロ事務所長による現地事情報告」(ライブ配信有り)を開催する。【日時】12月11日(月) 13:30~17:00【場所】ジェトロ5階展示場ジェトロ5階展示場(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル)【主催】:ジェトロ【内容】《中国》○「中国の最新経済動向」北京事務所長 堂ノ上武夫 ○「華東地域の最新経済動向」上海事務所長 小栗道明○「華南地域の最新経済動向」広州事務所長 天野真也韓国《韓国》「韓国の最新経済動向」ソウル事務所長 保科聡宏【定員】150名(先着順)【参加費】一般:4,000円(税込み) 続きを読む

再生債権査定めぐる異議を却下 上告を棄却―最高裁

ユタカ電機製作所が上告人との間でグラス・ワンホールディングス社の上告人に対する7億円の借入金債務を連帯保証する旨の契約を締結後、再生手続き開始を申し立て、決定を受けた。その際、上告人が再生債権として届け出をした連帯保証契約に基づく債務履行請求権の額が0円と査定された。上告人がその変更を求めて異議を訴えた上告審で最高裁第一小法廷は上告を棄却した。被上告人(再生管財人)が同契約の締結に対し民事再生法127条3項に基づく否認権の行使をすることの可否が争点。 続きを読む

高まる人材不足感労働力確保が大きな経営課題に』

大手運送会社が年末の配送のために時給2,000円で求人を行ったことが話題となったが、実際、企業の現場では人材不足感が高まっている。 続きを読む

開示・提供のあり方を検討へ 企業情報―金融庁審議会

金融庁はこのほど、第39回金融審議会総会・第27回金融分科会合同会合を開催、先に公表した29事務年度の金融行政方針について討議した。席上、事務局が「企業情報の開示・提供のあり方に関する検討」と題する討議資料を配布。企業と投資家の間の「建設的な対話」に向け、企業情報の開示・提供のあり方の検討が必要と提示した。 続きを読む

注記情報の充実を新規テーマに 日本証券アナリスト協会が提案

日本証券アナリスト協会はこのほど開催された基準諮問会議(会計基準の検討テーマなどを審議する財務会計基準機構の機関)において、「経営者が会計方針を適用する過程で行った判断」及び「見積りの不確実性の発生要因」に関する注記情報の充実について新規テーマとして企業会計基準委員会で検討するよう提案した。 続きを読む