帝国データバンクは「最低賃金引き上げにともなう企業の対応についてアンケート調査」を実施、その結果を発表した。それによると、今回(2023年度)の最低賃金の引き上げを受けて、自社の対応有無を尋ねたところ、何らか「対応する」企業は83.2%と8割を超え、「対応しない」(10.4%)を大きく上回った。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 人事労務
男性の育児休業取得17.1% 厚労省が雇用均等基本調査公表
厚生労働省が先般公表した雇用均等基本調査結果によると、令和2年10月1日から令和3年9月30日までの一年間に配偶者が出産した男性労働者のうち、育児休業を取得した者の割合は17.13%(対前年比3.16%増)で過去最高となり、着実に男性の育児休業取得者は増加していることが明らかとなった。なお、平成29年度との比較では3.3倍、令和元年度との比較でも2.3倍となっている。 続きを読む
Weeklyコラム 信用を得る条件
世の中には信用金庫・信用保証協会等、「信用」という言葉が付く事業体がたくさんある。相互の信用を標榜した事業という意味であるが、お客様から信用を得るとは、通常どんな事をすれば良いのであろうか。 続きを読む
最低賃金過去最大の引上げ 全国平均で時給1002円に
厚生労働省の中央最低賃金審議会は、令和5年度の最低賃金を全国加重平均で41円(4.3%)引き上げ、1,002円とする目安をまとめた。全国平均で初めて1,000円の大台に乗った。政府は全国平均時給1,000円に引き上げたい意向だったが、それを超える結果となった。 続きを読む
ストックオプションの会計処理 ASBJが現行の取扱いを解説
企業会計基準委員会(ASBJ)はこのほど、「税制適格ストック・オプションに係る会計上の取扱いについて照会を受けている論点に関する解説」を公表した。 続きを読む
Weeklyコラム 仕事の着手と成果
困難が予想されるような仕事、又は不愉快な仕事(例えば苦情処理)は、つい着手が遅くなるものである。また、日常の仕事であっても、元気が無かったり気分が塞いでいたりすると、仕事の着手に躊躇することがある。 続きを読む
宿泊業の6割、人手「戻らず」 コロナ禍で雇用減の影響残る
帝国データバンクは企業の「正社員・アルバイト」従業員数の動向調査結果を発表した。2022年度末とコロナ前の19年度末の3年間で、正社員のほか、パート・アルバイトを含めた従業員数が比較可能な約7万2000社を調査した結果、3割超の約2万3000社で、総従業員数がコロナ前に比べて「減少した(戻っていない)」ことが判明。減少幅を見ると、「1割以下」が15%で最も多く、 次いで「2ー3割以下」が14%だった。一方、19年度から5割超減となった企業も2%あった。 続きを読む
Weeklyコラム 辞める本当の理由
経営者の悩みは、資金繰り・販路開拓・業績不振等多種多様であるが、現在共通する悩みは「慢性的な人手不足」ではなかろうか。優良成績で表彰した営業マンが突然辞めたり、社員旅行で幹事をしていた社員が翌日に辞表を出したり等、経営者が信じられないような事例を聞く。しかも、どこの会社でも多かれ少なかれ起きている。 続きを読む
気になる最低賃金引上げの行方 月末の目安公表へ議論本格化
厚生労働省の中央最低賃金審議会は、先月から令和5年度の最低賃金の引上げについての議論を開始している。政府は現在の全国平均時給961円を1千円に引き上げたい意向を表明。審議会を構成する労使の代表らは、物価高騰を反映させて調整する見通しであるため、上げ幅は過去最大となり、時給1千円に到達する可能性が高いとされている。 続きを読む
人事院の性同一性障害者の処遇 裁量権の逸脱・乱用と判断
上告人(一般職の国家公務員・経済産業省)は上司および担当職員に対し、自らの性同一性障害であり、女性の服装での勤務や女性トイレの使用等についての要望を伝えた。その後、上告人についての説明会が開かれ、本件執務階とその上下の階以外の階の女性トイレの使用を認める旨の処遇を実施することとされた。上告人は3年後、国家公務員法86条により、原則として女性職員と同等の処遇を行うこと等の行政措置を要求したところ、人事院は認められない旨の判定をした。 続きを読む