カテゴリー別アーカイブ: 地域活性化

ささえあう活力あふれる社会を 国交省が白書を発表

国土交通省は、同省の施策全般に関する年次報告として白書を発表した。日本は少子高齢化と人口減少が進行し、2070年には人口9,000万人を下回る見込みである。この構造的変化により、建設・運輸分野では長時間労働や高齢化が顕著で、若年層の確保が困難である。 続きを読む

民泊への全国一斉立入検査 8割超の法令違反に是正指導

令和6年度に国土交通省が実施した住宅宿泊管理業者に対する全国一斉立入検査では、対象となった39事業者のうち実に32事業者(82.0%)に法令違反が認められ、是正指導が行われた。これは前年より7.4ポイント減少したものの、依然として高水準であり、住宅宿泊業の適正化には課題が残る。 続きを読む

100億宣言企業ぞくぞく 1500超申請311件公表

独立行政法人中小企業基盤整備機構は、中小企業庁と共に、売上高100億円という高い目標を目指し、それに向けて挑戦を行う企業・経営者を応援するプロジェクト「100億宣言」を推進しているが、6月17日に宣言の初回公表を特設ポータルサイト上にて行った。初回公表の案件については、1,500件を超える申請件数(6月9日時点)のうち、311件の公表(事務局の確認が完了したもの)を行った。そのほかの申請についても、事務局の確認が完了次第、順次公表する予定となっている。 続きを読む

「地域創生2.0」を閣議決定 人口減や東京一極集中解消へ

政府は「地域創生2.0」を新たな10年の国家戦略と位置付け、人口減少や東京一極集中といった構造課題に対し、従来策の延長ではない“本格的再構築”を図る方針である。狙いは多岐にわたるが、主眼は「強く、豊かで、新しく・楽しい地方の創造」に集約される。 続きを読む

「書店活性化プラン」策定 書店を文化振興の基点に

経済産業省は、2024年3月に設立した書店振興プロジェクトチームの議論を踏まえ、「書店活性化プラン」を策定し、書店が抱える29項目の課題を5分野に分類して施策を整理した。 続きを読む

持続的な賃上げ力の強化を 賃金向上推進5か年計画

政府は、2025年度の経済財政運営において、中小企業・小規模事業者の「賃上げ力」を強化するための5か年計画を策定し、2029年度までの持続的な賃金上昇を通じた経済の好循環を目指している。 続きを読む

書店経営持ち直しの兆し 地方中小店舗は依然厳しい状況

2025年上半期、書店業界における倒産件数が大幅に減少し、前年同期の11件からわずか1件となったことが帝国データバンクの調査により明らかとなった。これは1995年以降で最少の水準であり、長年続いていた書店業界の縮小トレンドに一定の歯止めがかかりつつある兆候とも受け取れる。この背景には、書店が単なる書籍販売の場ではなく、地域コミュニティに根差した複合的なサービス提供拠点として再定義されつつある点が挙げられる。 続きを読む

中小、サービス業中心に 活発化する他県等への本社移転

2024年度における企業の本社移転動向について、東京商工リサーチが発表したレポートによれば、他都道府県への本社・本社機能の移転企業数は1万6,271社となり、前年度比18.7%増と大幅な増加を示した。これはコロナ禍の収束に伴う経済活動の再開や人流の回復、需要変化への対応が背景にある。 続きを読む

地域医療連携推進法人 制度緩和受け全国55法人に

地域の医療資源を統合的に活用し、持続可能な医療提供体制を構築することを目的とする「地域医療連携推進法人制度」が、制度改正の後押しを受けて着実に広がりを見せている。厚労省や自治体の発表によれば、令和7年4月1日現在、全国における認定法人は27都道府県で55法人となり、令和7年1月1日時点の46法人からすでに9件の増加となった。 続きを読む

Weeklyコラム 成長スピードの差

花実はついた蕾を全部咲かせたり、果実を全部ならせたりすれば、木が疲れてやがて良い花実をつけなくなるものである。同様に、人の幸運も次々にすべてを掴もうとすれば早く消費してしまい、やがて幸運の種が尽きてしまう等と言われる。 続きを読む