カテゴリー別アーカイブ: オーナー

Weeklyコラム 尊敬される社長の条件

「錦の衣を着てその上から薄ものをかける」という言葉がある(出典は『中庸』であるが、原典は『詩経』にある。金谷治訳注『大学・中庸』岩波文庫参照)。錦は薄ものをすかしてこそ美しいというものである。 続きを読む

契約者貸付における利息控除 必要経費性を認めず

本件は、生命保険契約の契約者貸付制度に基づく借入金の利息が、一時所得の金額計算上、必要経費として控除可能か否かが争点となった事例。​請求人は、生命保険契約に基づき契約者貸付を受け、その後、当該保険契約を解約した。​解約返戻金から貸付元本および利息が控除された残額が支払われたが、請求人は、この契約者貸付に係る利息を一時所得の金額計算上、必要経費として控除すべきであると主張した。​その理由として、契約者貸付制度は保険契約に付随するものであり、利息は保険契約に基づく収入を得るために直接要した費用であるとした。​ 続きを読む

事業性融資推進法の施行令等 諸規定の整備進める-金融庁

このほど金融庁では、「事業性融資の推進等に関する法律施行令(案)」及び「企業価値担保権に関する信託業務に関する内閣府令(案)」等を取りまとめ公表した。本法律は、事業者が不動産担保や経営者保証に依存せず、事業の実態や将来性に着目した融資を受けやすくするための制度整備を目的としている。改めて以下に主要なポイントを示す。 続きを読む

第51回経営データ活用検討会 より高精度な次期計画管理実現

3月決算後に、次年度計画を立てるタイミングとなりました。計画策定とともに、毎月の事業の進捗具合に対応した予実管理を実践することが、「計画倒れ」に終わらせない大事なポイントです。経営データ活用検討会では、前回開催時にシンプルかつ速攻性のある売上計画および利益管理(PL機能)の二つのシステムをじっくり検討・演習しました。今回の開催では、引き続きステップアップした、決算後の利益計画管理ツールをご紹介・演習します。 続きを読む

現在に合わせた労働者性の定義 法整備に向けた検討会開催

厚生労働省はこのほど、第1回「労働基準法における『労働者』に関する研究会」を開催した。本研究会は、多様化する働き方や社会構造の変化を踏まえ、現行の「労働者」の定義やその判断基準の見直しを目的とする。以下検討課題を挙げてみた。 続きを読む

「経営力」に焦点当て分析 25年版中小企業白書―政府

政府は2025年版の中小企業白書と小規模企業白書を閣議決定した。両白書は、厳しい経営環境の下、中小企業・小規模事業者が様々な課題を乗り越え、成長・持続的発展を遂げるに当たっては、経営者が、自らが置かれている状況と方向性を把握し適切に対策を打つ力としての「経営力」に焦点を当てて分析している。

続きを読む

Weeklyコラム 笑顔で共感する接客

接客教育で共通して指導されることに、「笑顔で接客する」がある。誰も当たり前のことと頷くが、実際はこれほど難しい接客技術は無いかもしれない。 笑顔の表情にも個人差があり、笑顔になるタイミングや頻度によっても、お客の印象は異なるであろう。では、店員の魅力的な笑顔とは、どのようなものだろうか。 続きを読む

所得税の基礎控除改正見直し 国税庁が詳細なサイト開設

国税庁は、令和7年度税制改正に伴う所得税の基礎控除等の見直しについて、詳細を解説する特設サイトを開設しました。​本サイトでは、改正の概要や源泉徴収事務に関する情報が掲載されており、会員の皆様の実務にお役立ていただけます。​ 続きを読む

産科医療特別給付事業の給付金 所得税法上の非課税取扱い

厚生労働省はこのほど、同省が所管する「産科医療特別給付事業」に基づき公益財団法人日本医療機能評価機構から支給される給付金の所得税法上の取扱いについて、国税庁に照会を行った。 続きを読む

グローバル・ミニマム課税 改正踏まえ国税庁が概要まとめ

国税庁はこのほど、令和7年度税制改正の改正点を踏まえ、グローバル・ミニマム課税への対応に関する改正について、その概要をまとめ公表した。令和7年度税制改正では、所得合算ルール(IIR)や軽課税所得ルール(UTPR)などを含む法人税制度の整備が行われている。 続きを読む