平成28年有効求人倍率 昨年より微増-厚労省発表

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厚生労働省は平成28年のハローワークにおける求人、求職、就職の状況を公表した。それによると、28年の平均有効求人倍率は1.36倍で、前年比0.16ポイント上昇となった。28年の有効求人倍率は堅調に推移し、通年で緩やかな右肩上がりの状況が続いた。また、28年の有効求人数は前年比6.6%増、有効求職者数は同5.8%減となっている。

28年12月における都道府県別(就業地別)有効求人倍率(新規学卒者を除きパートタイムを含む)は福井県の1.95倍が最高、沖縄県の1.12倍が最低となった。規模別の新規求人状況では、従業員数が少ないほど求人数が多くなっている。たとえば、従業員数29人以下の企業では540,079人の求人があったのに対し、1,000人以上では9,352人にとどまっている。この数字はパートタイムを含めたもので、それを除くと29人以下の企業では328,553人、1,000人以上の企業では5,939人となっている。

なお、同月においては従業員数30人以上~99人以下の企業でも192,542人の求人を行っており、29人以下の企業と合わせると732,621人となる。従業員数99人以下の企業の求人が全体の約87%を占めていることがわかる。