カテゴリー別アーカイブ: 景況

トランプ減税の行方は如何に グローバル経済への影響注視

財務省は、所内講演会でのトランプ政権に課せられる経済的諸課題と経済政策の現状の資料をHP上に掲載した。以下そのポイントを見てみる。 続きを読む

経営判断への影響が顕在化 米国関税措置の影響調査

金融庁はこのほど、「米国の関税措置に伴う影響に係る調査結果(第2回)」を公表した。本調査は、米国による自動車関税等の追加関税措置に伴う我が国金融機関・企業に対する影響を把握し、必要な対応を検討する目的のもと実施されたもの。 続きを読む

中小企業等の賃上げ力強化 5か年計画の基本方針を発表

政府は、2025年度の経済財政運営の基本方針として、中小企業・小規模事業者の「賃上げ力」の底上げを目的とする5か年計画を打ち出した。本計画は2029年度までの中長期を視野に入れ、持続的な賃金上昇を実現し、実質賃金が物価上昇を上回る「成長型経済」への転換を目指すものである。 続きを読む

納税者数等減少も納税額増加 令和6年度確定申告状況

国税庁はこのほど、令和6年分の所得税等、消費税および贈与税の確定申告状況をままとめ公表した。令和6年分確定申告の申告人員は2,339万人で、前年同期比+0.6%とほぼ横ばいだった。 続きを読む

書店経営持ち直しの兆し 地方中小店舗は依然厳しい状況

2025年上半期、書店業界における倒産件数が大幅に減少し、前年同期の11件からわずか1件となったことが帝国データバンクの調査により明らかとなった。これは1995年以降で最少の水準であり、長年続いていた書店業界の縮小トレンドに一定の歯止めがかかりつつある兆候とも受け取れる。この背景には、書店が単なる書籍販売の場ではなく、地域コミュニティに根差した複合的なサービス提供拠点として再定義されつつある点が挙げられる。 続きを読む

生成AIと知識労働の未来 池田技術士との意見交換から

JPBMでは、技術士でありAI研究に通じた池田先生と、AIの実務活用に関する情報交換を行いました。テーマは、AIが人間の知的労働に取って代わるのか、それとも共存可能かという問いに始まり、実務現場におけるAI導入の現状や課題について多角的な意見が交わされました。 続きを読む

6月は外国人雇用啓発月間 雇用状況の届出の徹底を

厚生労働省は、6月を「外国人雇用啓発月間」と定め、「知って、守って、みんなで活躍 ~外国人雇用はルールを守って適正に~」を標語に、外国人労働者の適正な雇用に関する周知・啓発活動を実施している 。この取り組みは、外国人労働者の雇用環境の改善と共生社会の実現を目指すもの。 続きを読む

製造業回復基調も就業面難 更なるDX化推進へ-白書

2025年版「ものづくり白書」は、経済産業省、厚生労働省、文部科学省の三省が共同で作成し、このほど閣議決定された報告書である。我が国製造業の現状と課題を分析し、産業競争力の強化に向けた政策の方向性を示している。 続きを読む

中小、サービス業中心に 活発化する他県等への本社移転

2024年度における企業の本社移転動向について、東京商工リサーチが発表したレポートによれば、他都道府県への本社・本社機能の移転企業数は1万6,271社となり、前年度比18.7%増と大幅な増加を示した。これはコロナ禍の収束に伴う経済活動の再開や人流の回復、需要変化への対応が背景にある。 続きを読む

中小企業導入予定、最多はAI デジタル化調査―日本政策公庫

日本政策金融公庫は、デジタル化に取り組む中小企業の実態に関する調査を行い、その結果を発表した。それによると、現在のデジタル化への取り組み方針は「かなり積極的に取り組んでいる」「積極的に取り組んでいる」が合わせて全体の43.6%を占めた。AI(人工知能)を導入予定だと回答した企業の割合は17.8%と、すべてのデジタルツールの中で最多だった。 続きを読む