中小企業の借入れ実体を調査 借入金残高は横ばい-中小公庫

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日本政策金融公庫は、取引先の小企業を対象に借り入れに関する調査を行い、その結果を公表した(2018年12月実施、10,000企業中6,119企業が回答)。

ポイントは、(1)借入金残高が前年と比べて「減少した」企業は51.8%、「増加した」企業は21.6%、総じて前年から横ばいであった。(2)2018年に借入した(する予定)企業割合は、40.6%と2017年から0.7ポイント低下。(3)資金使途としては、「日常的な仕入・経費支払」が約半数と最も多い。

その他レポートでは、○借入金残高の水準に関する認識:「適正」63.4%、「過大」31.1%。企業規模別にみると大きいほど「過大」の割合が高い。○今後1年間の借入金残高:「減らす方針」62.4%(前年から1.4ポイント低下)。「増やす方針」8.4%(2年連続上昇)。規模別にみると大きいほど「増やす」割合が高い。○2018年に「借入した(する予定)」の割合:40.6%と2017年から0.7ポイント低下。規模別にみると大きいほど「借入した(する予定)」割合が高い。○借入金利(前年比):「上がった」14.5%、「変わらない」70.2%、「下がった」15.3%。規模別にみると大きいほど「下がった」割合が高い。

https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/tokubetu_190225.pdf

■参考:日本政策金融公庫|借入金残高が「増加した」企業割合は前年から横ばい|