勘とは、「直感的にさとる、心のはたらき」だと言う(三省堂『国語辞典』)。勘の定義はともかく、一体勘はどのように養うものだろうか。筆者としては、勘は何かに有用な単純な動作や訓練によって習得出来る、と考える。 続きを読む
月別アーカイブ: 2025年1月
戦没軍人情報提供への賠償請求 除斥期間経過にて棄却
本件は、靖国神社が第二次世界大戦で戦没した軍人及び軍属の氏名等の情報の提供を受け、それらの者を合祀しているなかで、大韓民国の国籍を有する上告人らが、被上告人に対し、了承も得ずに靖國神社に上告人らの各父親の情報を提供した行為は違法であるなどと主張して、国家賠償法1条1項に基づく慰謝料の支払等を求めた事案。 続きを読む
中小企業の好事例を現地で体感 大学校でキャラバン開催
中小企業基盤整備機構は、中小企業大学校の新たな研修プログラムとして「経営キャラバンプログラム」を東日本エリア、中日本エリア、西日本エリアで3コースを開講する。同プログラムは全国の中小企業経営者・経営幹部を対象に、全国各地の好事例を現地で体感し、自社の成長に繋がるヒントを探るプログラムとなる。 続きを読む
副業起業等でしっかり稼ぐ 起業意識アンケート調査結果
日本政策金融公庫は「2024年度起業と起業意識に関する調査」アンケート結果を発表した。副業起業やフリーランスの増加など起業家の働き方は多様化しており、「事業経営者」と回答していなくても勤務収入以外の収入があり、さらに「意識せざる起業家」も少なからずいる。 続きを読む
今後の労働安全衛生対策 個人事業者への対応強化等建議
厚生労働省の労働政策審議会は、安全衛生分科会での11回にわたる議論を経て、令和7年1月17日に今後の労働安全衛生対策に関する建議を厚生労働大臣に提出した。概要は以下の通り。 続きを読む
価格転嫁検討ツールをリリース シミュレーションで―中小機構
独立行政法人中小企業基盤整備機構は、簡単な操作でコスト増加分の価格転嫁の必要性を確認できる「価格転嫁検討ツール」をリリースした。同ツールは、中小企業・小規模事業者(以下、事業者)の経営改善や賃上げの実現に資する価格転嫁を検討するためのシミュレーション機能があり、登録不要、利用料金は無料。 続きを読む
SSBJ基準による開示が困難 市場関係者の指摘があれば対応
サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は「サステナビリティ開示基準の適用(案)」等(SSBJ基準)に対して寄せられたコメント対応を行っているが、SSBJ基準が決定してから強制適用までの見直しをどうするかが1つの論点となっている。現時点では、早くても時価総額3兆円以上のプライム上場企業を対象に2027年3月期から強制適用となるため、SSBJ基準決定から適用まで少なくとも2年間のタイムラグがあるからだ。 続きを読む
R7年度税制改正大綱(2) 生命保険料控除等等子育て支援
令和7年度税制改正大綱において、高校生年代の扶養控除の見直しと併せて行うものとしていた以下の子育て支援税制は、それぞれ1年間の時限的な措置となった。 続きを読む
企業倒産、昨年1万件超え 物価高・人手不足で11年ぶり
東京商工リサーチがこのほど発表した2024年の企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は、前年比15.1%増の1万6件と、13年(1万855件)以来11年ぶりに1万件を上回った。物価高や人手不足に伴う人件費高騰などのコスト増が企業収益を圧迫し、幅広い業種で倒産件数が増えた。倒産件数は3年連続で前年を上回った。 続きを読む
生涯現役経営者の厳しい環境 小企業の事業承継アンケート
日本政策金融公庫総合研究所はこのほど、「小企業の事業継続に関するアンケート」を実施した。後継者の有無、事業の売却や譲渡の意向、生涯現役の意向をもとに60歳以上の高齢経営者を分類すると、「承継希望経営者」が72.6%、働けるうちは経営を続けたい「生涯現役経営者」は21.6%、一定年齢で経営をやめたい「引退希望経営者」は5.8%となった。 続きを読む