カテゴリー別アーカイブ: Weeklyコラム

Weeklyコラム 接客度合いのバランス

「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」この代表的接客言葉を受けた時、どんな印象を持つだろうか。個人差があるが、店舗の業種・店格・店員の表情等によって印象が違うであろう。 続きを読む

Weeklyコラム 変化対応の準備

社会や経済および政治の動きは常に変化し揺れ動いている。明治以来156年目、年々日々、あらゆる現象が一日たりとも休まず、変化を遂げてきた。当然、政治も経済も日々変化かつ循環し、事業者の多くは最も有利な変化対応策を探っている。 続きを読む

Weeklyコラム 経営管理者の読書習慣

哲学者の三木清は、「学生の時代に読書の習慣を作らなかった者は恐らく生涯読書の面白さを理解しないで終わるであろう」と言っている(『読書と人生』新潮文庫)。やや極論とは思うが、勤労者であれば平社員の時代に読書の習慣を身に付けておかないと、管理職や社長になっても読書の効用をうまく活かせないかもしれない。 続きを読む

Weeklyコラム 悪い情報の捉え方

日常生活の中では、自分にとって都合の良い情報(他人に知られたい)は中々伝わらないが、自分に都合の悪い情報(他人に知られたくない)は自然に伝わる。反対に、会社等の組織内においては、良い情報は社長や管理者の耳に詳しくかつ迅速に入って来る。しかし、悪い情報は集める努力をしないと中々入ってこないものだ。 続きを読む

Weeklyコラム 住み分けで生き残る

近くに大型スーパー等が出店して歴史のある商店街が衰退していくといった場合、どんな生き残り策があるだろうか。大抵の商店街が大型店対策として、年末年始やボーナスが近づくと売出しをしたり、接客を簡略にしてセルフサービスにしたり、バレンタイン・ひな祭り・クリスマス等の飾り付けも毎年大型店と同じような手法で実施したりする。結果、顧客は商店街を素通りして、大型店で商品やサービスを購入するのである。 続きを読む

Weeklyコラム 商品への愛着

先日、通勤途上で電車に文庫本を置き忘れ、往復2時間かけて保管駅まで取りに行った。数百円で買える本であるが、朱線を引いたり、所々にメモをしたりした為か、金銭価値だけではない愛着があった。 続きを読む

Weeklyコラム 従業者を大切に扱う

中国古典の『中庸』に(以下、金谷治訳注・岩波文庫による)、「凡そ天下国家を為(おさ)むるに、九経あり」とある。九経とは九つの原則で、その一つに「百工を来(ねぎら)うなり」(もろもろの工人を温かくねぎらうと、財物や日用器物がたくさん作られて満ち足りる)がある。2千年以上前の文献で、働く人(工人)を大切にする事が天下国家を安泰にする九原則の一つだとしている。 続きを読む

Weeklyコラム 失敗を減らす心掛け

「武士道と言うは、死ぬ事と見つけたり」で有名な『葉隠』に、次の文がある。「若き時分、残念記と名づけて、その日その日の誤を書きつけて見たるに、二十三十なき日はなし。果てもなく候故止めたり。今にも一日の事を寝てから案じて見れば、言ひそこなひ、仕そこなひ無き日はなし」(山本常朝著、和辻哲郎・古川哲史校訂、岩波文庫)。 続きを読む