東京商工リサーチは2023年の「お花見、歓迎会・懇親会に関するアンケート調査」結果を発表した。それによると、お花見、同会を「開催した(予定含む)」企業は27.9%と3割を下回った。
コロナ前の19年の「お花見、同会」の開催率は51.8%で、企業の半数が実施していたが、年初からまん延防止等重点措置が発令されたコロナ禍の22年は5.3%に急落。桜の開花が早まった23年の開催率は前年に比べ22.6ポイント改善したが、19年を23.9ポイント下回り、コロナ前の半分にとどまった。同調査は23年4月3日~11日にインターネットにより実施、有効回答4423社を集計、分析した。
都道府県別の開催率は、秋田が46.5%でトップ。コロナ前の開催率40%以上は43都道府県だったが、23年は秋田のほか、熊本(42.8%)、鹿児島(41.9%)、佐賀(40.0%)の九州3県を加えた4県にとどまった。規模別では、大企業の開催率は34.8%で、前年の開催率4.4%から30.4ポイント回復したが、コロナ前の63.3%を28.5ポイント下回った。中小企業の開催率は26.9%で、前年の5.5%から21.4ポイント改善したが、コロナ前の50.1%からは23.2ポイント下回った。
■参考:東京商工リサーチ| 2023年「お花見、歓迎会・懇親会に関するアンケート」調査 |
https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1197598_1527.html