新たな価値生む投資行動 インパクト投資検討―金融庁

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金融庁が「インパクト投資」について勉強会と検討会を重ねている。インパクト投資について金融・市場関係者および行政の理解を深め、国内外の社会課題解決に向けたインパクト投資への取組の意義と課題を明らかにするのが目的。

これまで「金融」は「リスク」と「リターン」という2つの軸により優劣が評価されてきた。そこに「誰が」「何のために」資金を使い、「その結果何が生まれるのか」が問われるようになってきている。インパクト投資は、財務的リターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的および環境的インパクトを同時に生み出すことを意図する投資行動を指す。

投資判断にあたって、あくまで従来の長期的なリスクの削減と収益の最大化を目指すものは「二次元」、「リスク」「リターン」「インパクト」を目指すものを「三次元」と位置づける。ESG投資も、ポジティブで測定可能な社会的および環境的インパクトを同時に生み出すという意味ではインパクト投資に類似しているが、あくまで長期的なリスクの削減と収益の最大化を目指すという意味で「二次元」。インパクト投資は「インパクト」と財務的リターンという2つの軸により、ポジティブで測定可能な社会的および環境的インパクトを同時に生み出すことを意図する。内外で急増中だという。

■金融庁|インパクト投資の国内外の最新動向(社会変革推進財団(SIIF)工藤 七子)|

https://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/fy2022/lm20221130.pdf