Weeklyコラム 情報収集と判断

LINEで送る
[`yahoo` not found]

人は病院に行く時や弁護士等に相談する時、一般に通院先や相談先等の判断に迷うものである。病気であれば、どこの病院(又は医師)が最も適切な診察をしてくれるのか。弁護士等であれば、誰が最も適切なアドバイスや手続きをしてくれるのか。人は与えられる情報によって、病気の経過や訴訟の結果等が左右される事を知っている。

このように、与えられた情報の活用によって、人は次の行動を決める。注意する点は、情報を鵜呑みにしたり暗示されたりして、自分の判断を放棄してしまう事である。情報の種類によっては、その後の人生(又は事業の将来)が左右される可能性もある。では、得た情報を有効・安全に活用する為には、どんな対応策が必要か。

第1に、情報収集先の実態を出来る限り正確に確認する事である。どこから情報を集めるかによって、結果が大きく変化する。第2に、情報を判断する為の予備知識は、ネットや書籍等によりある程度持つ努力をすべきである。

間違った先入観は要注意であるが、何も知らない人は判断力が低い傾向がある。情報収集手法とその判断は別個である事を認識し、一定の技法を使って判断する習慣が有効と思う。筆者は集めた必要な情報は紙・ノートに必ず書き、その判断やその後の行動計画も紙に書いて利用する。