ASEAN投資ファンドを設立 中堅企業向け―三菱商事など

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三菱商事、マレーシアの金融大手CIMBグループ、日本政策投資銀行(日本公庫)は、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内の中堅企業に投資するファンド、AIGF(ASEAN・インダストリアル・グロース・ファンド)を設立した。

戦略的投資家として新生銀行、日立製作所、大和工業、東邦銀行も出資する。運用残高は当初、1億3千万米ドルだが、今後、投資家を募集、2億ドルへの規模拡大を目指す。シンガポールに拠点を置き、ASEAN地域で資金ニーズを有する地場の優良企業に資金を提供する。重点投資地域はインドネシア、マレーシア、シンガポールおよびベトナム。

資金提供にとどまらず、三菱商事グループが有する幅広い事業ネットワーク・ノウハウ、ASEAN域内最大手金融機関であるCIMBの堅固で広範な顧客基盤、高い金融ソリューション力、日本政策投資銀行のASEAN地域における投資業務の経験を融合することで、地場企業の事業価値向上を持続的に支援する。日本公庫は20年の民営化以降、海外拠点整備を進めるとともに、パートナーや内外金融機関とのネットワークを拡充、海外業務展開を推進している。ASEAN地域でも傘下のファンドを活用したエクイティ投資を通じ、投資先の長期的な発展を支援している。

■参考:エマージング・マーケット|三菱商事など、ASEANファンドを設立 地場優良企業に資金提供|

http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2015/html/0000026795.html

http://response.jp/article/2015/03/05/245773.html