経済産業省が公表した第2回純粋持ち株会社実態調査によると、26年3月末時点で純粋持ち株会社が451社確認され、その合計売上高または営業収益は3兆0,766億円、常時従業者数は2万4,698人だった。(純粋持ち株会社:他の会社の株式を所有することで、当該会社の活動を支配することを主たる事業とする企業)。
関係会社を含めたグループ全体の業種別でみると、(1)卸・小売業(全体に占める割合21.5%)(2)製造業(同19.7%)(3)金融・保険業(同10.4%)の3業種分野で全体の約5割を占めた。売上高または営業収益の合計のうち、関係企業間で発生したものが98.9%を占めた。内訳をみると、(1)関係会社からの配当金が73.3%(2)グループ運営収入等が15.6%。常時従業員のほかに、派遣従業者が571人、他企業等への出向者が1万0,668人いた。保有する機能は(1)経営戦略策定・推進(全体に占める割合78.3%)(2)経営理念・ビジョン(同76.8%)(3)業務監査(同75.3%)などグループ・ガバナンスが中心。純粋持ち株会社の保有する関係会社数は国内6,578社、海外3,937社。連結納税制度の適用を受けている純粋持ち株会社の割合は27.1%。
参考:平成26年純粋持株会社実態調査の結果(速報)を公表します
http://www.meti.go.jp/press/2014/02/20150206001/20150206001.html