経済産業省はこのほど、経営者やCFOがファイナンスの全体像とそれぞれの局面での打ち手について考え、長期的な成長イメージを持ってもらうことを目的に、「スタートアップの成長に向けたファイナンスに関するガイダンス」を取りまとめた。
ファイナンスは、成長のドライバーとして重要であり、適切なファイナンス戦略が成長を加速させるが、一方その複雑性や不可逆性の課題もある。そのためにもファイナンスの全体像や想定されうる課題と検討ポイントを予め把握しておくことが大切、としている。ガイダンスは、以下の課題およびそのポイントを提示している。
□シード期からミドル期における課題と検討ポイント(0)エクイティーストーリーの構築(1)適正価格での調達(2)初期の投資家層の形成(3)経営層/従業員のインセンティブ設計(4)企業価値向上を実現する体制の整備(5)未上場時の幅広い資金調達手段の活用 □レイター期、IPO前における課題と検討のポイント(6)成長に資する等しかの確保(7)効果的なIPOプロセスの実行(8)流動性の確保 □IPO後における資金調達の実行(9)IPO後の成長に資する資金調達の実行(10)IPO後の非連速な成長手段の確保
■参考:経済産業省|スタートアップの成長に向けたファイナンスに関するガイダンス・2022年4月|
https://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/houkokusyo/financeguidance.pdf