経済産業省はこのほど、令和2年度第3次補正予算「事業再構築補助金」の第1回公募の採択結果を相次いで公表した。
「緊急事態宣言特別枠」については、申請受付締切りである5月7日までに5,181者の応募があり、2,866者が採択された。一方、「通常枠•卒業枠•グローバルⅤ字回復」については、同様の期日で17,050者の応募があり、5,150者の採択が決定された。内訳は〈通常枠〉応募が16,968社で、採択数は5,104者。〈卒業枠〉は80者で採択数は45者。〈グローバルⅤ字回復枠〉は採択1者となった。
業種的には製造業、宿泊業・飲食サービス業、卸売・小売業が多く、この3業種で全体の約6割を占めているが、その他の業種についても幅広い業種で応募・採択されている。採択金額は1,500万円単位で分析すると、100~1,500万円が最も多く、全体の4割以上を占めている。次いで4,500万円以上が約3割程度となっている。認定支援機関別の応募状況は、金融機関が約8,100社で最も多く、次いで税理士関係が約5,600社、商工会・商工会議所が約3,500社程度となっている。中小企業診断士、民間コンサル、地銀などの金融機関の採択率が高い傾向にある。第2回公募締切は7月2日。
■参考:中小企業庁|事業再構築補助金 6/16(水)18:00に第1回公募「緊急事態宣言特別枠」採択結果の公表をいたしました。また6/18(金)18:00に第1回公募「通常枠・卒業枠・グローバルV字回復枠」採択結果の公表をいたしました。
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