Weeklyコラム 大事と小事の選択

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物事を行う順序には、優先順位の決定法則がある。一般に、その大きな要素は、「重要度」と「緊急度」である。

商取引であれば、取引相手の規模・実績の大小、直ちに対処すべき事柄か否か(苦情・事故・期限等)等である。実際の運用は複雑だが、要は大事な事柄は先に行い、小さな事柄は後になる。ところが、この優先順位の決定には、重大な勘違いが含まれている。つまり、「優先順位が低い小さい仕事はしなくても良い(又は後回しで適当にやれば良い)」という誤解である。例えば、大きな商談や企画は十分な時間使って準備するが、小さなそれはおざなりにしたり、一日延ばしにしたりする。

そこで、その弊害の一部を挙げてみる。(1)小さな容易に出来る事をしないで、大きな難しい事を中心にする為、どちらも首尾良く出来ない。小事を棚上げにして、大事が出来ないと嘆くのである。小事を積重ねてこそ大事が達成出来る事に気づいていない(2)仕事を受ける側と依頼する側を入れ替えて考えてみると、依頼する仕事は、大事も小事も必ず必要性がある。小事だからと手を抜いたり、納期等を無視したりすれば相手を信頼しなくなる。以上、優先順位の決定法則は大変有用であるが、日々小事を確実に積んではじめて、大事は達成されると認識すべきである。