ネットバンキング不正送金急増 金融庁が注意呼びかけ

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金融庁は、インターネット・バンキング利用者のID・パスワード等を盗み、預金を不正に送金する事案が多発しているとして、注意を呼び掛けている。

警察庁HPによると、フィッシングによるものとみられるインターネット・バンキング(以下ネットB)に係る不正送金被害が、令和元年9月より急増している。11月は被害件数が571件、被害額が7億76百万円に上っており、これは同8月の被害総額の11.6倍に達している。

主な手口としては(1)銀行を騙ったSMS等のフィッシングメールを通じて、ネットB利用者を銀行の偽のログインサイトへ誘導し、IDやパスワード等の情報を窃取して預金の不正送金を行うもの。(2)ネットB利用者のパソコンにスパイウェアを感染させ、利用者の知らない間にID・パスワード等を盗取し、預金の不正送金を行うもの。対策として、○心当たりのないSMS等は開かない○金融機関へのアクセスに際しては、事前に正しいウェブサイトのURLをブックマーク登録しておき、そこからアクセスする○各銀行のウェブサイトにおいて、ネットBのパスワード等をSMS等で求めないといった情報を確認する○パソコンのセキュリティ対策ソフトを最新版にする、等があげられている。

■参考:金融庁|インターネット・バンキングによる預金の不正送金事案が多発しています。|

https://www.fsa.go.jp/ordinary/internet-bank_2.html