２０１９年の「グッドキャリア企業アワード」受賞企業が公表された。
この賞は従業員の自律的なキャリア形成支援に取り組む企業を表彰するもので、厚生労働省が主催している。平成２４年度から「キャリア支援企業表彰」として実施されていたが、平成２８年度から「グッドキャリア企業アワード」に呼称を変更した。キャリア形成支援の重要性を普及・定着させることを目的としている。
今年は厚生労働大臣表彰の大賞に５社、厚生労働省人材開発統括官表彰のイノベーション賞に５社が選ばれた。表彰された企業は大手企業が多いが、一方で従業員数１５人、１０５人、１４５人といった中小企業も含まれている点に注目が集まっている。たとえば、「経営者と社員が横並びの関係でキャリア育成」が評価された企業は経営者との距離の近さを活かしている。経営者との面談を通じて社員と目標の共有化を図る手法は多くの企業でも参考になるだろう。また、「ダイバーシティをかかげた多様な働き方と自律的なキャリア形成支援」が評価された企業では、子連れ出勤や在宅勤務、定年７０歳など、多様な人材が多様な働き方が選択できる。
各社のアイデアを自社の制度に活かしてみてはどうだろうか。
■参考：厚生労働省｜「グッドキャリア企業アワード2019」の受賞企業を決定しました｜
