未来の医療福祉のあり方を検討 イノベーションWGが中間報告

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人と先端技術が共生する未来の医療福祉分野のあり方を検討する「未来イノベーションワーキング・グループ」が中間取りまとめを行った。

取りまとめは、現状のまま2040年を迎えた場合に健康・医療・介護が抱え得るリスクとして、担い手不足、地域間格差、需要の拡大・多様化を挙げ、40年には▽人と技術が共生し、その人なりの価値を届けることができる▽誰もが幸せの実現に向けて自分に合った生き方を選択できる▽誰もがどんな状態であっても「これでいい」と自然に思える―ことが理想的な健康・医療・介護の姿だと想定。そうした姿の実現に向け、今後対応すべき方向性として(1)インフラのスマート化(2)個人の主体化を支える(3)共に支える新たな関係の形成―の3つのアプローチと、(1)基盤技術の進展(2)技術インテリジェンス機能の強化(3)社会システム―の3層の基盤づくりを提示した。

同WGは、次世代ヘルスケア産業協議会・次世代医療機器開発推進協議会・次世代医療ICT協議会の下に設置され、厚生労働・経済産業両省が共同事務局を務める。今後中間取りまとめを踏まえ、中長期での研究開発・実証プロジェクトの推進、技術インテリジェンス機能強化に向け、具体策の実現に向けて取り組んでいく。

■参考:経済産業省|「未来イノベーションワーキング・グループ」の中間取りまとめを行いました|

https://www.meti.go.jp/press/2018/03/20190319006/20190319006.html

https://www.meti.go.jp/press/2018/03/20190319006/20190319006-2.pdf