ルールの共通化が重要 金融制度SGが中間整理

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情報技術の進展等の環境変化を踏まえた金融制度のあり方について検討している金融庁金融審議会の金融制度スタディ・グループ(SG)は「中間整理~機能別・横断的な金融規制体系に向けて~」と題する報告をまとめ公表した。

SGは◇現状、業態ごとに業法が存在し、各プレーヤーのサービスが同一の機能・リスクを有していても、当該プレーヤーの属する業態ごとに規制の内容が異なり得る◇ITの進展や利用者ニーズを起点としたアンバンドリング・リバンドリングの動きなどを踏まえると、金融規制体系をより機能別・横断的なものとし、同一の機能・同一のリスクには同一のルールを適用することが重要―との認識で一致。

その上で▽利用者ニーズに応じた商品・サービスを業態・機能横断的に提供することの妨げにならないよう、商品・サービス提供の代理・媒介プロセスについてルールをできるだけ共通化していく▽プラットフォームを通じた金融取引に関しては、プラットフォームの利用者(個々の契約当事者)よりも、プラットフォーム提供者(契約当事者をマッチング)を規制する方がより実効的と考えられ、その規律のあり方を検討しておく―ことなどが重要との方向性を示した。SGは29年11月から計9回にわたり審議してきた。

■参考:金融庁|金融審議会「金融制度スタディ・グループ」中間整理の公表について|

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20180619.html