訪日ムスリム旅行者対応 アクション・プラン策定

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観光庁はこのほど、世界人口の23%を占めるムスリムの訪日旅行者数の増加を受けて、ムスリムに対する具体的な施策を関係省庁が連携して取りまとめ、「第20回観光戦略実行推進タスクフォース」において、「訪日ムスリム旅行者対応のためのアクション・プラン」を策定した。

「受入環境整備」の要点は以下4点。(1)受入環境整備に向けた知識啓発(例)基礎的な知識や実践的なノウハウの習得を支援(2)食事環境の整備(例)和食や郷土食の対応を促進、ハラール対応への研修や情報提供を促進(3)礼拝環境の整備(例)交通結節点等の対応を促進(4)ムスリム旅行者への情報提供(例)食事や礼拝等のサービス内容を情報提供。

また「ムスリム旅行者誘致へのプロモーション」については、○東南アジア市場における取組の深度化として、現地関係者とのネットワーク強化や、受入環境についての旅行者目線での情報発信を上げ、中東諸国は次のターゲットとして市場特性調査を進める。

同庁では、ムスリム旅行者受入に関する情報をまとめた「ムスリムおもてなしガイドブック」について、今年3月に飲食店やその他の施設におけるムスリム対応事例集を追加した増補版を作成している。

■参考:観光庁|「訪日ムスリム旅行者対応のためのアクション・プラン」の策定|

http://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000244.html