国税庁は先般、平成25年4月1日から本年3月31日までに終了した事業年度に係る申告のうち、本年7月末までにあったものを集計し概要を発表した。
清算中法人を除いた法人数は300万7千、申告は277万1千件。それぞれ前年から微増で、申告割合は89.9%(前年度比0.2ポイント増)であったが、申告所得金額の総額は53兆2,780億円(同17.9%増)、申告税額の総額は10兆9,403億円(同9.3%増)と大きく増え、いずれも4年連続の増加となった。
黒字申告割合は29.1%となり、前年度から1.7ポイント増加して3年連続の上昇を見せた。黒字申告1件当たりの所得金額は、6,619万円(同10.9%増)。一方、申告欠損金額の総額は12兆7,744億円(同24.1%減)で、赤字申告1件当たり欠損金額は649万8千円(同22.6%減)と、引き続き大幅に減少した。復興特別法人税の税額は、1兆1,846億円(同75.3%増)であった。連結法人を見ると法人数1万2,440(同5.7%増)、申告1,425件(同11.8%増)で、申告所得金額の総額は8兆5,731億円(同64.5%増)。黒字申告1件当たり所得金額は104億6,800万円(同28.0%増)となった。