創業・新事業企業に必要性高い 信用保証調査で判明―日本公庫

LINEで送る
[`yahoo` not found]

日本政策金融公庫が信用保証に関する金融機関アンケート調査の一環として行った特別調査「中小企業のライフステージに応じた取り組み等について」で、ライフステージ別にみると、「創業・新事業開拓を目指す企業」が信用保証の必要性が高く、「成長段階におけるさらなる飛躍が見込まれる企業」にはプロパー貸出を推進している金融機関が多いことがわかった。

次いで信用保証の必要性が高いのは「経営改善が必要な企業」、「事業再生や業種転換が必要な企業」の順。これらの企業の特徴は「小規模事業者」が最も多く、次いで「内部格付けが低い先(要注意先以下)」、「取引歴が浅い先または新規の取引先」、「担保余力が乏しい先」が続く。貸出先(中小企業)が抱える経営課題は「営業力・販売力の強化」が最多、次いで「後継者の確保・育成」、「人材の確保・育成」が続く。貸出先(中小企業)のライフステージに応じた積極的な取り組みは「ビジネスマッチング」が最多、次いで「事業計画の策定支援」、「事業性評価融資の推進」が続く。

定例調査では中小企業向け貸出D.I.が4.7と引き続きプラス、信用保証付き貸出D.I.がマイナス9.0と引き続きマイナスでそれぞれ推移。条件変更D.I.と代位弁済D.I.は引き続きマイナスで推移した。

■参考:日本政策金融公庫|信用保証に関する金融機関アンケート調査結果の概要(2016年度上期調査)|

https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/shiyohosyo160701_1.pdf