観光庁はこのほど、九州の観光復興をいち早く遂げるため、「九州の観光復興に向けての総合支援プログラム」を決定・発表した。主な内容は以下の通り。Ⅰ.応急的取組み:施設・設備に対する直接的被害の回復・修復を支援するとともに、当面の経営を資金的に支え、観光客の受入を再開・継続するための取組を応急的に実施する〇熊本県、大分県における旅館・ホテル等の施設・設備の復旧費用に対する補助(「中小企業等グループ補助金」)の創設(実施予定:予備費400億円)他
Ⅱ.当面の観光需要回復にむけた短期的対応:夏休み(7月下旬から9月中旬)の旅行需要を速やかに回復させるとともに、秋以降の国内観光・インバウンド観光需要の創出に向けた取組を強力に展開する〇国内外からの旅行者を対象にした「九州観光支援のための割引付旅行プラン助成制度」の創設(実施予定:予備費180億円)他
Ⅲ.より魅力的な観光地域としての復興、発展を支援する中長期的対応:内外の観光客にとって、より魅力的で快適なものとなるよう、景観の向上や安全面向上等の取組を進めていく〇九州を代表する熊本城、阿蘇神社、阿蘇くじゅう国立公園、くまもと自然休養林などの観光施設・文化財の早期復旧支援(実施予定)他。
■参考:観光庁|「九州の観光復興に向けての総合支援プログラム」が決定されました|
http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics01_000209.html