内閣官房と関係府省は、26年12月に作成した「地方の中核となる中堅・中小企業への支援パッケージ」を改訂、28年度版をまとめた。パッケージは、地域経済の担い手として中核的な役割が期待される中堅・中小企業の活躍を後押しすべく、これらの企業が活用可能な政府の支援策を総合的にまとめたもの。改訂版について2月下旬から順次、全国各地の主要都市でこれら企業を主な対象とした説明会を開催する。
改訂版は(1)活躍の舞台を世界に(2)製品の開発・生産力アップ(3)人材の確保・育成(4)農林水産・食品分野の取り組み(5)横断的な取り組み―の5部構成。
(3)ではグローバルに活躍できる人材の育成のための教育機関への各種支援制度や、育成した学生と地域の中堅・中小企業を結び付けるインターンシップの充実、社会人の育成のための助成制度等、 また後継者の確保という側面から事業承継に向けた専門家支援や資金面のサポート。(5)では各種税制における中堅・中小企業向けの軽減措置や、プロフェッショナル人材とのマッチング支援等を紹介。説明会は26日帯広市、27日札幌市、3月1日名古屋市、7日福岡市、14日大阪市、16日さいたま市、23日仙台市、29日那覇市、30日広島市、31日高松市で開催される。
■参考:まち・ひと・しごと創生本部|「地方の中核となる中堅・中小企業への支援パッケージ」について|
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/about/chushoukigyou/index.html