第4回JPBM民事信託検討会 事例および相談体制の検討

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JPBM第4回民事信託検討会を開催します。第3回では、継続案件および新規検討案件の2件の事例を中心に課題論点を整理検討しました。継続案件の論点としては、(1)信託財産をどうするか。一部を信託財産に設定し、後で追加も可能(2)受託者をどうするか。不動産管理会社か個人か(3)受益者をどう設定するか。委託者、受託者(法人)、子供・孫等で課税関係が変わってくる。枠組みを決めて税額を検討(4)全体を決めた後金融機関の承諾も必要、タイミングを図る、等が討議され活発な意見がだされました。

また、新規案件では(1)自社株はすでに対応策が決まっている。残った賃貸マンションを、信託を使って奥様と長女で受益権を移して行く形を検討。受託者を誰にするか。(2)元本受益権と収益受益権に分け、前者を長女、後者を奥様にしてはどうか。受託者は法人設立で対応もあるか、等が検討されました。

第4回開催では、引き続き事例検討を中心として、今後の専門企業や各地域での民事信託の相談受け皿体制について、具体的な体制作りにも踏み込んで議論を進めていきます。開催概要は以下の通り【開催日時】平成28年3月22日(火)15:00~17:00【開催場所】三井住友信託銀行本店営業部会議室(東京・大手町)