社長平均年齢59.2歳 東北地方で高齢化顕著

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帝国データバンクは、昨年12月末時点で実施した全国社長の年齢と15年1年間における社長交代などを調査した結果を発表した。それによると、社長の平均年齢は59.2歳で過去最高を更新した。

社長交代率は3.88%で、3年連続で前年を上回った。業種別に見ると、最も高いのは不動産業の61.1歳。以下、製造業の60.7歳、卸売業の60.2、小売業の59.3歳、運輸・通信業の59.0歳、建設業の58.3歳と続いている。業種細分類別では、最も高かったのは「貸事務所業」の65.07歳、次いで「沿海旅客海運業」の64.82歳、「土地賃貸」の64.60%などとなっている。平均年齢が最も低かったのは携帯電話ショップに代表される「通信付帯サービス」の47.38歳で、「貸事務所業」との差は約18歳と大きく開いた。年商規模別では、「1000億円以上」の60.9歳が最も高く、「1億円未満」の60.0歳が続いている。

60代社長は年商規模が大きいほど多く、逆に小規模企業で70代や80代の社長が多くなっている。都道府県別で最も平均年齢が高かったのは岩手県の61.3歳。以下秋田県の60.9歳、島根県60.7歳、山形県60.6歳、高知県と青森県の60.5歳などで、東北地方での高齢化が目立つ。

■参考:帝国データバンク|2016年全国社長分析 高齢化止まらず過去最高の59.2歳~90年以降で5歳進む~|

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p160104.html