求められる「倫理的貿易」対応 JETROがシンポジウム

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ジェトロアジア経済研究所は、「倫理的貿易」の一環として日本企業や研究者、NGOなどの関係者を対象とした国際シンポジウムを開催する。

近年、世界的企業は先進国の市場に迅速かつ安価に商品を届けるために、その原料調達先、加工・製造工程をサプライチェーンとして新興国等に延伸させている。しかし、農業生産現場や加工・製造工場の、環境配慮、労働環境・賃金水準、労働者の人権擁護情況は、劣悪な場合が少なくなく、近年いわゆる「倫理的消費者」の拡大により、こうした「汚れた」サプライチェーンを持つ多国籍企業が糾弾される事例も増加している。

プログラム(予定)は、世界銀行グループ国際金融公社の増岡俊哉開発インパクト担当局長の基調講演「持続可能なサプライチェーンとインクルーシブビジネス」から、引き続き「国際商品輸出と開発」「インドにおけるインクルーシブビジネス」等が講演され、最後にパネル・ディスカッションが行われる予定。

日時は2月10日(水)13時30分~16時55分、会場は国連大学ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区)。参加費は4,000円(一般)、定員300名、使用言語は日本語、英語(日英同時通訳あり)、申込締切:2月1日(月)17時まで。

■参考:JETRO|国際シンポジウム・持続可能なサプライチェーンと倫理的貿易|

http://www.ide.go.jp/Japanese/Event/Sympo/160210.html