黒字申告割合4年連続上昇 法人税等の申告事績―国税庁

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国税庁は先般、平成26事務年度における法人税等の申告事績を取りまとめた。清算中法人を除いた法人数は301万9千、申告は279万4千件。それぞれ前年から微増で、申告割合は前年度比0.2ポイント増の90.1%であったが、申告所得金額の総額は58兆4,433億円(前年度比9.7%増)、申告税額の総額は11兆1,694億円(同2.1%増)と、いずれも5年連続の増加となった。申告所得金額の総額は、過去最高であった。

黒字申告割合は30.6%となり、前年度から1.5ポイント増加して4年連続の上昇を見せた。黒字申告1件当たりの所得金額は、6,826万円(同3.1%増)。一方、申告欠損金額の総額は14兆4,553億円(同13.2%増)で、赤字申告1件当たり欠損金額は745万8千円(同14.8%増)と、いずれも大幅な減少を見せた前年から一転して急な増加となった。復興特別法人税の税額は、前年の約3分の1にあたる4,121億円。

連結法人の法人数は1万3,301(同6.9%増)、申告1,528件(同7.2%増)で、申告所得金額の総額は10兆7,010億円(同24.8%増)。黒字申告1件当たり所得金額は118億3,700万円(同13.1%増)となった。

■参考:国税庁|平成26事務年度 法人税等の申告(課税)事績の概要|

http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2015/hojin_shinkoku/index.htm