財務省の広報誌ファイナンス11月号はスマホとマイナポータル連携を活用することにより便利になった、所得税の確定申告手続きを紹介する特集記事を掲載した。
マイナポータル連携は、マイナンバーカードを利用して「e-TAX」を行う際マイナポータルを経由して申告に必要な収入や控除に関するデータを一括取得し、申告書の該当項目に自動入力できる機能を指す。医療費の集計や各種収入・控除を入力する手間が大幅に削減されるため、数回のクリックやタップで確定申告が完了する「書かない確定申告」の実現につ
ながるという。特集記事は、給与所得者がマイナポータル連携を利用して確定申告するまでの流れを解説。事前準備として、スマホでマイナポータルアプリをダウンロードし、マイナポータルへアクセスする。初めて利用する人は利用者登録を行う。次にマイナポータル内のページから取得したい控除証明書(医療費、ふるさと納税、給与)等を選択する。こうした準備をした上で、国税庁HPの「確定申告書等作成コーナー」へアクセス。マイナポータルと「連携する」を選択し、マイナポータルから連携された給与所得等の情報を確認し、最後に確定申告書をe-TAX送信すれば、確定申告手続きは完了するとしている。
■参考:財務省|確定申告手続きは「スマホ」と「マイナポータル連携」で便利に!(広報誌「ファイナンス11月号」)|
https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202411/202411c.pdf