Weeklyコラム 追い込みの手法

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日常の仕事は、多かれ少なかれ同じ種類の仕事が多く、時には退屈に感じるであろう。問題は、何か難題の解決求められたり、新計画の企画を担当したりしてその着手が中々出来ない場合である。一日延ばしを続けて自己嫌悪に陥ることも珍しくない。

人が仕事や生活の問題解決に成功するかどうかは、「決めたことを迅速に実行すること」だと言われる。期限を付けることや正式な契約を結ぶこと等は、その工夫の一つである。「暇な時にお願いします」「急ぎませんから、数週間内でお願いします」等は、着手が一番遅くなる依頼方法である。

では、着手が難しい仕事はどうすべきであろうか。ヒントは期限が迫り切羽詰まった心境や競走におけるラストスパート等にある。茂木健一郎著『プロフェッショナルたちの脳活用法』(日本放送出版協会)には、こんな手法紹介があった。「1人が鬼になって目を閉じ、〈だるまさんがころんだ〉の10文字を言っている間に、ほかの人が動くことができる遊びは、日本人なら誰でも知っているだろう。その要領で、ごくごく短い細切れの時間でも、その瞬間だけ〈エイヤッ!〉と集中して、できる作業をやってしまうのだ」実行力のある人になる為には、気分で着手するのではなく、その手法を学んで安定した実行力を得たい。