バイトトラブル防止-厚労省 雇用側にも有効な資料に

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4月に大学に入学した学生がアルバイトを開始するこの時期、厚生労働省はアルバイトトラブル防止のためのキャンペーンを行っている。このキャンペーンは平成27年度から実施されており、今年で10回目となる。同省ではおかしいと思ったらすぐに相談するようアドバイスしている。

学生アルバイト側に確認しておいてほしいポイントとして、時給や勤務日などの労働条件を確認すること、バイト代から希望していない商品の購入代金の控除は禁止されていること、残業手当は当然に支給されること、条件を満たせば有給休暇が発生すること、労災保険の対象となること、会社都合の勝手な解雇はできないことなどがあげられている。

雇用側からみれば、どのような行為が許容されず、トラブルになりがちであるかがわかる資料となる。面接時に話した時給を変更したり、開店準備や片付けの時間の賃金を支払わなかったり、シフトの一方的な変更、売れ残り商品の買取強要、代替要員を見つけないと退職させないなど、法律的な問題行為はすぐに相談窓口に通報される。口コミであのバイト先はブラックだという評判もあっという間に拡散する。労働力確保にも大きな影響が出かねない違法行為は厳に慎むべきだろう。

■参考:厚生労働省|令和6年度「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを全国で実施します|

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38382.html